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エアコンの電気代は24時間つけっぱなしだとどうなるか実験!節約する方法も紹介

エアコンの電気代は24時間つけっぱなしだとどうなるか実験!節約する方法も紹介

エアコンの電気代は冷房でも暖房でも気になるところです。

エアコンを24時間つけっぱなしだとどのくらい電気代がかかるのか、実際にエネチェンジの編集部スタッフ宅で2つの実験を行いました。ひとつは、24時間エアコンをつけっぱなしにして、消費電力量を計測する実験。もうひとつは、エアコンを9時間つけっぱなしにする場合と、30分ごとに電源を切る場合では、どちらが電気代が高いのか比較する実験です。

エアコンの冷房・暖房機能を使用する際の節電術として、「つけっぱなしの方が安くなる」「こまめに電源をオンオフすると電気代が高くなる」という説がありますが、事実なのかどうかも比べています。

その他の節約術もご紹介するので、この記事を参考に賢くエアコンを使ってください。

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更新日
2026年3月13日

エアコンの仕組み

エアコンは、室内機と室外機がセットになっており、熱を運ぶ「ヒートポンプ」という仕組みを使って、温度調整を行います。

冷房時には室内機で部屋の熱を取り込み、室外機を通して外に放出します。暖房時には室外機で外気の熱を集め、室内機を経由して部屋へと移動させるという仕組みです。

熱を運ぶポンプなので、室外と室内の温度差が小さければ使うエネルギーは少なくて済みます。なので、設定温度を冷房時には高く、暖房時には低くすると電気代を節約できるのです。

エアコンの電気代の目安は?どう計算する?

エアコンの1時間あたりの電気代は「消費電力×電力料金単価×1時間」で計算できます。
電力料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。

例えば、今回の24時間つけっぱなし実験で使用するパナソニックJシリーズ「CS-J226C-W」を例に計算してみましょう。

冷房時は消費電力590Wなので、「0.59kWh×31円×1時間」=18.29円、暖房時は消費電力470Wなので「0.47kWh×31円×1時間」=14.57円。となります。

ただし、常に商品説明に書いてある消費電力を使っているわけではありません。設定温度などで消費電力は変わるのであくまで目安としてください。

24時間つけっぱなしでエアコンの消費電力がいくらになるか検証!

今回は、実際に24時間つけっぱなしで使用した結果をご紹介します。

エアコンを夏季に「冷房」、冬季に「暖房」で、24時間つけっぱなしにしてみました。消費電力量を計測し、電気代がいくらかかるのか、冷房と暖房のどちらが高いのかを検証しました。

実験の条件・環境

まずは、エアコン24時間つけっぱなし実験の条件と環境を紹介します。

エアコン24時間つけっぱなし実験の環境
  • 計測時間:10:00〜翌10:00(24時間)
  • 計測空間:6畳の洋室。北側に窓あり。
  • 計測対象エアコン:パナソニックJシリーズ「CS-J226C-W」
  • 在室人数:1名

「冷房」「暖房」でそれぞれ実験を行いました。エアコンの設定は次の通りです。

エアコンの設定
  • 運転モード:冷房/暖房
  • 風量:自動
  • 設定温度:26度

使用するワットチェッカーはラトックシステム株式会社の「RS-BTWATTCH2」です。

暖房で24時間つけっぱなしの結果

今回、室外気温が最高14℃、最低気温2℃で実験を行いました。

縦軸単位=Wh、横軸単位=時間

冬季に暖房を24時間つけっぱなしにした結果、消費電力量の合計は9,174Whとなりました。電気代は、284.39円です。

全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。

日中は消費電力がやや低くなる傾向になるものの、ほとんどの時間帯で300Wh以上の消費電力を使用しています。

冷房で24時間つけっぱなしの結果

今回、室外気温が最高32℃、最低気温23℃で実験を行いました。

縦軸単位=Wh、横軸単位=時間

夏季に冷房を24時間つけっぱなしにした結果、消費電力量の合計は4,095Whとなりました。電気代は、126.95円です。

全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。

22:00以降から明け方までは室外の気温も下がっているので、消費電力量も少なくなっています。また、朝になって気温が上がりはじめると、それにあわせて消費電力量が上がっています。気温にあわせて風量などを調整する自動運転モードが機能していることがわかりますね。

暖房と冷房、電気代はどっちが高くなった?

24時間つけっぱなし実験の結果、暖房のほうが電気代は圧倒的に高くなりました。

  • 暖房:9,174Wh(電気代:284.39円)
  • 冷房:4,095Wh(電気代:126.95円)

冷房に比べて暖房のほうが、圧倒的に消費電力が多いとわかります。このように暖房の消費電力が多くなる理由は、大きく分けて3つあります。

冬は夏よりも外気温と設定温度の差が開きやすいため
例えば外気温が2℃で設定温度が26℃の場合、温度を24℃上げる必要があります。一方、外気温が32℃で設定温度が26℃なら、下げる温度は6℃です。暖房は温度差が大きくなりやすいため、その分多くの電気を使います。
熱を集める効率が落ちるため
暖房は外の空気から熱を集めて部屋に運ぶ仕組みです。冬は外気が冷たく、集められる熱が少ないため、より多くの電気を消費します。
「霜取り運転」の影響
冬は室外機に霜がつくのを防ぐ「霜取り運転」が行われます。この運転中も電気が使われるため、消費電力量が増える原因となります。

24時間つけっぱなしの電気代を抑えたいなら電力会社の切り替えを検討してみよう

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「つけっぱなし」vs「こまめなオンオフ」を冷房で比較実験!

次に、エアコンの冷房をつけっぱなしにしたときと、こまめにオンオフしたときでは、どのように電気代が変わるか実験してみました。

条件と環境を紹介します。なるべく同じ条件で、消費電力を比較できるように計測環境を整えました。

実験の条件・環境

次の2パターンの条件でエアコンの消費電力を計測します。

「つけっぱなし」vs「こまめなオンオフ」実験の条件
  • パターン1:計測期間中は、エアコンをつけっぱなしにする
  • パターン2:計測期間中、30分に1度エアコンの電源をオフに。30分後、再びエアコンをオンにする(以降同様の操作を行う)
「つけっぱなし」vs「こまめなオンオフ」実験の環境
  • 計測期間:10:00〜19:00
  • 計測空間:6畳の洋室。北側に窓あり。
  • 計測対象エアコン:パナソニックJシリーズ「CS-J226C-W」
  • 在室人数:1名
  • 室外気温:冷房時・最高気温30℃程度
エアコンの設定
  • 運転モード:冷房
  • 風量:自動
  • 設定温度:26度

使用するワットチェッカーはラトックシステム株式会社の「RS-BTWATTCH2」。

同程度の気温の日を選び、2日に分けてパターン1とパターン2の実験を行いました。

「つけっぱなし」の結果

まずは、エアコンをつけっぱなしにするパターンの実験です。エアコンを「26度(冷房)」、風量を「自動」に設定。10:00から19:00までエアコンをつけっぱなしにします。

縦軸単位Wwh、横軸単位=時間

エアコンをつけっぱなしにした結果、消費電力量の合計は2,025whでした。電気代は、9時間で62.77円です。エアコンをつけ始めてから13時までは消費電力が高いですが、その後は下がり、安定した推移が見られました。

全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。

「こまめなオンオフ」の結果

同程度の気温の日に、エアコンの電源をオンオフにするパターンの実験を開始。つけっぱなしにするパターンの実験と同じく、エアコンを「26度(冷房)」、風量を「自動」に設定。実験期間は10:00から19:00までですが、30分おきにエアコンの電源をオフにし、30分間待って再びオンにすることを繰り返します。

縦軸単位=Wh、横軸単位=時間

定期的にエアコンの電源のオンオフを繰り返した結果、消費電力量の合計は2,060Wh。電気代は9時間で63.86円です。つけっぱなしにしたパターンの実験結果よりも消費電力量が多い結果に!

全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。

消費電力量の推移も、つけっぱなしにするパターンの実験結果と比較すると安定していないことがわかります。16時には、なんと300Whを超えています。

室温が上がった際、設定温度まで下げるために、電力をたくさん消費していることがわかりますね。

「つけっぱなし」と「こまめなオンオフ」、電気代はどっちが高くなった?

今回の実験から、エアコンをつけっぱなしにする方が、電気代を節約できる結果が得られました。
エアコンのつけっぱなしとこまめなオンオフでは、電力の使われ方に以下のような違いがあります。

つけっぱなし:省エネな「安定運転」が続く
設定温度に近づくと、エアコンはその温度を保つ運転になるため、消費電力は比較的少なくて済みます。
こまめなオンオフ:毎回「フルパワー運転」になる
エアコンがもっとも電気を使うのは、部屋を設定温度まで一気に冷やしたり温めたりするときです。スイッチを入れるたびに室温を戻そうとするため、大きな電力を消費します。

ちょっとした外出なら、こまめに消さずにつけっぱなしにする方が、電気代を安く抑えられる可能性が高いといえます。状況に合わせて、じょうずに活用しましょう。

エアコン24時間つけっぱなしによるメリット

こまめに消すよりも、つけっぱなしの方が良いことがわかる実験でした。エアコンを24時間つけっぱなしにすることは電気代以外にも以下のようなメリットがあります。

寒さや暑さの不快感がなくなる

1日を通して室温を一定に保てるため、不快感がなくなり快適に過ごせるでしょう。また、寝室の温度は、体温調節の仕組みを通して、寝つきや睡眠の深さに影響します。厚生労働省によると、許容室温範囲の13~29℃にすることで、睡眠の質が低下しない寝床温度の33℃前後に保つことができるとしています。活用することで安眠効果を高められます。

出典:健康づくりのための睡眠指針 2014

電源の付け忘れ・消し忘れがなくなる

「あれ?エアコン切ってきたっけ?」と、外出先で心配になったことがある人も多いはず。また、帰宅時に合わせて電源が入る設定などをし忘れてしまい、冬の寒い玄関で後悔したことがある人も少なくないでしょう。

「消したかな?」「設定してきたかな?」「電気代が…」と、気になって外出先でストレスに感じてしまうことも。エアコンを24時間つけっぱなしにすることを決めてしまえば、電源の付け忘れ・消し忘れの心配はありません。余計なストレスを感じないために、エアコンを24時間つけっぱなしにしておくのも良いでしょう。

エアコン24時間つけっぱなしによるデメリット

常に適温なので、室温に関する不快感がなくなり、電源の消し忘れを気にしなくてもよくなるのが、エアコン24時間つけっぱなしのメリット。一方で、デメリットもいくつかあります。

エアコンの寿命が短くなる可能性がある

エアコンを連続で運転しても問題はありません。しかし、24時間つけっぱなしなど長期間連続で運転することで稼働時間が長くなると、圧縮機やファンモーターなどの部品の劣化が早まることで製品の使用期間(寿命)は縮まることがあります。
出典:DAIKIN よくあるご質問「連続運転について(ルームエアコン)」

自動お掃除機能が使えない

多くのエアコンには、自動でエアコン内部を掃除する「お掃除機能」がついています。しかし、運転中はお掃除機能は作動せず、スイッチを切った時のみ作動するケースも。24時間稼働して長時間つけっぱなしにしている間は作動しない場合があるため内部に汚れが溜まってしまい、故障や臭いなどの原因にもなりかねません。

しかし、現在は多くのメーカーで、フィルター自動おそうじ機能や、フィルター自動お掃除のスケジュールを1週間分タイマー予約できる機能など、さまざまな工夫がされています。エアコンを選ぶときにも参考にしてみましょう。

出典:DAIKIN よくあるご質問「連続運転について(ルームエアコン)」Panasonic エアコンは「つけっぱなし」でも大丈夫? 24時間利用の賢い使い方

1日の過ごし方に合わせてエアコンを賢く使おう

24時間つけっぱなしの実験の結果、冬の暖房は夏の冷房よりも電気代が高くなるとわかりました。外気温との差が大きい冬は、設定温度にするまでにより多くの電力が必要です。

また、「つけっぱなし」vs「こまめなオンオフ」実験の結果、エアコンはこまめに消すよりも、つけっぱなしの方が電気代を抑えられるとわかりました。エアコンは起動時に最も電力を消費するため、短い外出なら消さない方がお得です。

とはいえ、24時間つけっぱなしにすることには、メリットもデメリットも両方あります。外出時間やその日の気温に合わせて、つけっぱなしとオンオフをじょうずに使い分けましょう。

エアコンの電気代を節約したいなら、電力会社の切り替えを検討するのもおすすめです。エネチェンジなら、郵便番号を入力するだけでライフスタイルに合った電力会社を比較できます。お得なキャンペーン・特典を用意している電力会社も多いので、ぜひ一度、チェックしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

エネチェンジ編集部

エネチェンジ編集部

エネチェンジ内のメディア「でんきと暮らしの知恵袋」の記事を執筆しています。電気・ガスに関する記事のほか、節約術など生活に役立つ情報も配信しています。

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