ふるなび電力の電気料金は高い?メリット・デメリットや解約金の有無を解説
この記事の目次
本記事では、ふるなび電力のプランのメリット・デメリット、契約前に知っておきたい情報などについてご紹介します。「ふるなび電力は高い?安い?」と気になっている方はチェックしてくださいね。
ふるなび電力は2025年11月から受付開始予定です。
- 更新日
- 2025年8月15日
ふるなび電力とは

ふるなび電力の基本情報
ふるなび電力は、株式会社ふるなび電力が提供する電力サービスです。ふるなび電力は、2025年11月から小売電気事業への参入を予定している企業。ふるなび電力の電気料金支払いに充てられる「ふるなび電力ポイント」を返礼品として、ふるさと納税サイト「ふるなび」にて寄附を受け付けています。
ふるなび電力はこんな方におすすめの新電力
- 電気の使い方を工夫できる方
- ふるさと納税を利用している方
ふるなび電力の電気料金プランの種類
ふるなび電力の電気料金プランには、次の種類があります。
- スマートプライスプラン
- 電力量料金の一部が日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動した電気料金プラン。
ふるなび電力の電気料金の算定方法
ふるなび電力の電気料金プランの算定方法は、次のとおりです。
- (基本料金+需給管理手数料)+(従量料金+需給管理手数料)+再生可能エネルギー発電促進賦課金
また、従量料金の内訳は次のとおりです。
- 電源量料金(30分ごとのエリアプライス×使用量)+固定従量料金(固定従量料金単価×使用量)
従量料金が日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格と連動しているため、市場価格によって電気料金が変動する可能性があります。
ふるなび電力は高い?エリア別シミュレーション
ここではふるなび電力「スマートプライスプラン」について、旧一般電気事業者と比較してどれだけ安くなるか、ふるなび電力公式のシミュレーション結果をご紹介します。なお、ここでいう実質負担額とは、支払い時に付与されるふるなびコインを1コイン=1円として、各月の電気料金から差し引いた金額をいいます。
実際の電気料金は、使用電力量や燃料費調整額などの影響を受けて変動することがあります。旧一般電気事業者とは、北海道電力・東北電力・東京電力エナジーパートナー(以下、東京電力EP)・中部電力ミライズ・北陸電力・関西電力・四国電力・中国電力・九州電力・沖縄電力をいいます。
ふるなび電力と旧一般電気事業者の料金単価・燃料費調整単価は、2025年5月20日時点のものを使用。ふるなび電力「スマートプライスプラン」の電源料金は、日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場における、各エリアプライスの2024年4月~2025年3月の月平均約定価格の実績値を使用。使用電力量は、地域や家族構成などに基づいて、使用電力量の参考値を想定して適用しています。契約電力は地域・利用月・家族構成などからふるなび電力にて想定した参考値に基づき、関西電力の契約電力は実量制、ふるなび電力およびその他エリアの旧一般電気事業者の契約電力の決定方法は主開閉器契約としています。シミュレーション結果には、離島ユニバーサル料金・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まれていません。電力ポイントは税抜合計金額に対して充当されるため、実質負担額に消費税は含まれていません。クレジットカードでの支払い時は、クレジットカードで支払った金額に対して消費税が加算されます。
【北海道電力エリア】ふるなび電力のシミュレーション結果
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世帯人数3人、北海道電力は「エネとくポイントプラン」、契約アンペア数を40A、月間平均電気使用量を316kWhとしてシミュレーションしています。
ふるなび電力のシミュレーションでは、ふるなび電力「スマートプライスプラン」は北海道電力「エネとくポイントプラン」と比較して、年間で37,980円節約できるとしています。
【東北電力エリア】ふるなび電力のシミュレーション結果
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世帯人数3人、東北電力は「よりそう+eねっとバリュー」、契約アンペア数を40A、月間平均電気使用量を391kWhとしてシミュレーションしています。
ふるなび電力のシミュレーションでは、ふるなび電力「スマートプライスプラン」は東北電力「よりそう+eねっとバリュー」と比較して、年間で17,353円節約できるとしています。
【東京電力エリア】ふるなび電力のシミュレーション結果
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世帯人数3人、東京電力EPは「スタンダードS」、契約アンペア数を40A、月間平均電気使用量を355kWhとしてシミュレーションしています。
ふるなび電力のシミュレーションでは、ふるなび電力「スマートプライスプラン」は東京電力EP「スタンダードS」と比較して、年間で19,757円節約できるとしています。
【中部電力エリア】ふるなび電力のシミュレーション結果
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世帯人数3人、中部電力ミライズは「おとくプラン」、契約アンペア数を40A、月間平均電気使用量を339kWhとしてシミュレーションしています。
ふるなび電力のシミュレーションでは、ふるなび電力「スマートプライスプラン」は中部電力ミライズ「おとくプラン」と比較して、年間で13,819円節約できるとしています。
【北陸電力エリア】ふるなび電力のシミュレーション結果
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世帯人数3人、北陸電力は「従量電灯ネクスト」、契約アンペア数を40A、月間平均電気使用量を392kWhとしてシミュレーションしています。
ふるなび電力のシミュレーションでは、ふるなび電力「スマートプライスプラン」は北陸電力「従量電灯ネクスト」と比較して、年間で22,052円節約できるとしています。
【関西電力エリア】ふるなび電力のシミュレーション結果
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世帯人数3人、関西電力は「eおとくプラン」、契約容量を40A、月間平均電気使用量を407kWhとしてシミュレーションしています。
ふるなび電力のシミュレーションでは、ふるなび電力「スマートプライスプラン」は関西電力「eおとくプラン」と比較して、年間で20,035円節約できるとしています。
【中国電力エリア】ふるなび電力のシミュレーション結果
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世帯人数3人、中国電力は「ぐっとずっと。プランスマートコース」、契約容量を40A、月間平均電気使用量を393kWhとしてシミュレーションしています。
ふるなび電力のシミュレーションでは、ふるなび電力「スマートプライスプラン」は中国電力「ぐっとずっと。プランスマートコース」と比較して、年間で17,240円節約できるとしています。
【四国電力エリア】ふるなび電力のシミュレーション結果
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世帯人数3人、四国電力は「おトクeプラン」、契約容量を40A、月間平均電気使用量を384kWhとしてシミュレーションしています。
ふるなび電力のシミュレーションでは、ふるなび電力「スマートプライスプラン」は四国電力「おトクeプラン」と比較して、年間で26,918円節約できるとしています。
【九州電力エリア】ふるなび電力のシミュレーション結果
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世帯人数3人、九州電力は「スマートファミリープラン」、契約アンペア数を40A、月間平均電気使用量を346kWhとしてシミュレーションしています。
ふるなび電力のシミュレーションでは、ふるなび電力「スマートプライスプラン」は九州電力「スマートファミリープラン」と比較して、年間で8,939円節約できるとしています。
電気代を節約したいなら、ふるなび電力以外の電力会社も比較しましょう!
電気代を節約するためには、生活スタイルにぴったりの電力会社を選ぶ必要があります。ふるなび電力以外の候補も見つけて、比較検討することをおすすめします。
電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では郵便番号を入力するだけで、ぴったりの電力会社を見つけられます。お得なキャンペーンを実施している電力会社も多いのでチェックしてくださいね。
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ふるなび電力のメリット
ふるなび電力には、次のようなメリットがあります。
- 市場価格が安くなれば電気料金も安くなる
- ふるなびコインが貯まる
- ふるさと納税の返礼品で電気料金が割引される
- 環境に配慮した電気が利用できる
- 解約金がない
メリット1)市場価格が安くなれば電気料金も安くなる
ふるなび電力の電気料金プランは、市場連動型プラン。市場価格が下がれば、電力量料金単価も安くなる仕組みです。
例えば、日中や深夜の時間帯は電力需要が減るため、電力量料金単価も下がる傾向にあります。市場連動型プランの強みを活かし、こういった時間帯に家電製品の使用をシフトさせれば、電気代の節約につなげられます。
また、春や秋などのエアコンをあまり使用しない時期も、市場価格が落ち着く時期です。比較的割安に電気が使えるようになります。
メリット2)ふるなびコインが貯まる
ふるなび電力では、電気料金の10%がふるなびコインで還元されます。貯まったふるなびコインは、dポイントや楽天ポイント、Amazonギフトカードなどに交換が可能です。
メリット3)ふるさと納税の返礼品で電気料金が割引される
ふるなび電力は、ふるさと納税サイト「ふるなび」と連携しているのが特徴。特定の自治体にふるさと納税を行い、返礼品に「ふるなび電力ポイント」を選択することで、ふるなび電力ポイントが付与されます。ふるなび電力ポイントは1ポイント1円として、自動的にふるなび電力の電気料金の請求に充てられます。
なお、ふるなび電力ポイントの付与は、寄附額10,000円でカタログポイント3,000ポイント(3,000円分)が発行されたのち、カタログポイントからふるなび電力ポイントへの交換が必要です。また、ふるなび電力ポイントに有効期限はありません。
電力ポイントへの交換は、90,000ポイント、30,000ポイント、3,000ポイント、300ポイント、30ポイントの5つのパターンから選択できます。
出典:ふるさと納税でふるなび電力の電気代の支払いができる「電力ポイント」について|ふるさと納税サイト「ふるなび」
メリット4)環境に配慮した電気が利用できる
ふるなび電力では非化石証書の活用により、実質的に再生可能エネルギー100%かつ、CO2排出量ゼロの電気が利用できます。環境問題に関心が高い人にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。
メリット5)解約金がない
ふるなび電力には、契約期間や解約金の設定がありません。切り替えた後で、「自身のライフスタイルに合わなかった」という場合でも、気軽に電力会社を切り替えることができます。
ふるなび電力のデメリット
ふるなび電力には、次のようなデメリットがあります。
- 市場価格が高騰すると電気料金が高くなる
- プランの種類が少ない
- セット割引がない
- 沖縄電力エリアには非対応
デメリット1)市場価格が高騰すると電気料金が高くなる
電力量料金単価が、市場価格の影響で安くなるメリットがある一方、高くなるデメリットがあることも理解しておきましょう。
例えば、日中よりも電気の需要が増える夜間は、電力量料金単価が高くなる傾向にあります。また季節にも影響され、エアコンを使う家庭が増える夏と冬は、ほかの季節よりも高くなりやすいです。
ふるなび電力を契約する前に、安い時間帯に電気を使用するようなコントロールができるか、今一度考えてみましょう。
市場価格の変動が気になるようなら、市場価格の影響を受けないプランを選ぶのがおすすめ。国内最大級の電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号を入力するだけで今よりも安い電力会社を見つけられます。市場価格による電気代調整がないプランに絞り込む機能もありますよ。
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デメリット2)プランの種類が少ない
ふるなび電力の電気料金プランのラインナップは、「スマートプライスプラン」のみとなっています。
電気代が割引されるプランや、動画配信サービスの年会費がセットになったプランなどを提供している電力会社と比較すると、ふるなび電力の選択肢の少なさはデメリットと言えます。
また、オール電化向けのプランも提供していません。
デメリット3)セット割引がない
ふるなび電力では、ガスやスマホ、光回線などとのセット割引を提供していません。電気の契約でセット割引を利用している人は、ふるなび電力に切り替えることでセット割引がなくなり、かえって割高になってしまう可能性があります。
デメリット4)沖縄電力エリアには非対応
ふるなび電力で申し込めるのは、北海道電力エリア・東北電力エリア・東京電力エリア・中部電力エリア・北陸電力エリア・関西電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア・九州電力エリアです。沖縄電力エリアや一部離島にお住まいの方は申し込めません。
ふるなび電力に関するQ&A
ここでは、ふるなび電力に関するよくある質問をまとめました。
Q1)ふるなび電力は、賃貸住宅でも切り替えられますか?
賃貸住宅でも、ふるなび電力に申し込めます。ただし、高圧一括受電契約をしている物件の場合、個別に申し込むことはできません。
Q2)ふるなび電力に切り替えたら、電気の品質は落ちますか?
ふるなび電力に限らず、新電力に切り替えた際に電気の品質が落ちたり、停電の頻度が増えたりすることはありません。これまでと同じ送配電事業者が同じ送電網で電力を供給するので、安心して電気を利用できます。
ふるなび電力はふるさと納税で電気代が割引されるのがメリット
ふるなび電力は、ふるさと納税で電気代が割引されるのが魅力。ほかの特典や、電気代の節約を重視したい方は、別の電力会社も合わせて比較検討することをおすすめします。
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